余剰在庫でどのくらい損をするのか
■在庫が全然ないと、小売業では商品を売ることができません。
製造業では納期を守ることができない場合があります。
■しかし、必要でもないのに余剰在庫を持つ必要はありません。
会社として余剰在庫を持つことが、どのくらい損をするのかを理解しておく必要があります。。
その上で、在庫をどのくらい持つのかを決める必要があります。
- まず、運転資金が固定化されます。
つまり、在庫にかかった、部品や原材料、経費は支払った分発生してしまいます。
在庫金額が1千万円ある場合は、資金(キャッシュ)も1千万円無くなっています。
- 2番目に在庫の陳腐化・劣化・破損などが発生します。
商品に賞味期限などがあった場合、期限を過ぎると売れません。
また、商品の劣化、破損でも売れません。
売上げ、利益が減ってしまいます。
- 流行が過ぎて商品が売れなくなります。
流行が過ぎても、その商品は売れなくなってしまいます。
売上げ、利益が減ってしまいます。
- 倉庫、保管、配送費用が余分にかかります。
在庫を管理するための倉庫、保管、配送費用がかかります。
これは、年間の在庫金額の15%から25%くらいだと言われています。
主な内訳としては、
- 陳腐化 15%
- 利子 6%
- 減価償却費 5%
- 取扱費 3%
- その他 2%
などです。
例えば、在庫が倉庫に1千万円あれば、管理費用に250万円程度かかります。
これで、その在庫が、売れない在庫だったら大変ですね。
在庫を減らす方法を考えましょう。
●「在庫削減をおこなうには」の関連ページです。
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