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会計と在庫の関係(キャッシュフロー経営)


■利益が出ているのに何故倒産するのか?
会計と在庫(キャッシュフロー経営)のお話です。


赤字になっても会社は倒産しません。
しかし、キャッシュ(現金)が無くなって支払いが出来なくなるとすぐに倒産してしまいます。

現金(キャッシュ)の管理は非常に大切です。

倒産する会社の多くは、大量に在庫が増加したことで失敗しています。
増えた在庫を作るために業者に材料費などを支払って、キャッシュ(現金)が無くなって倒産するのです。

古くて新しいのが在庫の問題です。

多くの経営者や管理者の方が悩んでいます。

在庫の管理や削減は非常に重要です。

1例をあげます。

例えば、工場で製品の在庫があります。

製品の在庫金額(棚卸資産)が、600万円あったとしますね。
毎月の売上げが500万円のとき、これは問題ですか?

製造のリードタイムが1週間のときは、大問題ですね。

理論的には、製造のリードタイムが1週間ですので
製品在庫は500万円/4週間(1ヶ月)=150万円
で十分です。

そうするとどうなると思います。

  • まず、売上げ・利益が、450万円(600万円ー150万円)増えます。
    棚卸資産が売上げになります。
     
  • 次に、製品在庫を管理する諸費用が減ります。
    大体、一般的に在庫金額の15%から25%(68万円から113万円)くらいですね。
    大きいですね。
     
  • 次に減少する在庫金額の原材料を購入する資金450万円(600万円ー150万円)が
    必要ではなくなりますね。
    当然、部品の在庫も減少します。

■つまり、生産や在庫を管理することにより、売上げ・利益や資金繰りなどが450万円以上も
改善するのです。

特に資金繰り(キャッシュフローの管理)が重要です。
利益が赤字でも倒産しませんが資金繰りで行き詰ったらすぐに倒産するのです。





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